ErgoDash作った
ErgoDashを作った
はい.
ただの日記なので, 作る人はちゃんと公式のビルドガイドを読むこと.
構成
- ErgoDash 親指あり
- Zealios Purple 62g
- MDA Big bang
全部遊舎工房で手に入る.
LEDは付けず, アンダーグロウもしない. 経験的に要らないと思っているため. 具体的には以下の物を用意した.
必須のもの
- 上で書いたやつ3つ
- USB TypeAオス - MicroUSB TypeBオスのケーブル
- TPRSケーブル
- 半田ごて
- はんだ
- ファームウェア書き込むパソコン
- やっていく気持ち
あった方がいい物
- はんだ吸い取り線
- マスキングテープ
- ニッパ
- ドライバ
- 使うパソコン
用意したけど使わなかったもの
- リードベンダ
ケーブル類は全て遊舎工房で手に入る. マスキングテープは今回新しく用意したが正解だった. 素子が固定できるので想像以上に便利. リードベンダは使わなかった. ダイオードをiPhone使って曲げてしまったので...
半田ごては詳しい事は知らんがC型のこて先使っておけば間違いないと思う.
やっていき
MogeMicro対策
ProMicroのUSB端子がモゲる場合が多いらしいので対策をしておく. 接着剤で端子を補強する.
した.
組立
やっていきの時間です. 組み立てましょう. 公式のビルドガイドのオプションを飛ばしてやっていく.
ダイオード刺す
まず曲げる
刺した ダイオード1つ余ったんだけどなんで?
リセットスイッチとTPRSジャック指す
刺した 写真撮り忘れたけど上とほぼ変わらんしええだろ
はんだ付けする1
はんだ付けした1
スタビライザ・上側の板・スイッチつける
つけた これも写真撮ってなかった
ところでこのアクリル板の保護フィルムがアホほど剥がしづらい. 泣いた
角のところを爪でそぎ落とすようにしてやると角の部分が剥がれるのでそうするといいかもしれない. アクリル板が傷つくかもしれない点に注意.
はんだ付けする2
はんだ付けした2 写真だと何故かもうProMicroがついてるが気にしない.
ちなみにここで1回PCBの裏表を間違えたりした. スイッチ5個くらい付けたところで謎に浮いてて違和感があり、i got kotonaki. 吸い取り線があってよかった.
Pro Micro つける
刺した
下側のアクリル板つける
保護フィルム剥がしバトル2
動作の確認
ここで一度動作を確認しておいた方がよい. というかPro Microを付ける前にファームウェアが焼けることを確認しておいた方が よい. 僕はした.
ファームウェア焼く
公式ビルドマニュアルに解説が無い鬼門. 泣いた.
QMK Firmwareを clone したあと qmk\_firmware/util/qmk\_install.sh
を実行すると, 環境を勝手に判断して
必要な諸々をインストールしてくれる. よかったですね.
僕は普段Windows使っているのでWSLからどうにかしたかったが, ファームウェアのビルドはできても書き込みができない. 泣いた.
とりあえずGUIのQMK Toolboxも試したがよくわからなかったので偶然メイン機の上にあったUbuntu機でやった. ヘッドレス運用だから書き込むごとにメイン機との間で差し直すという. 面倒臭いね.
なにはともあれ qmk\_firmware/
で $ make ergodash:default
を実行するとデフォルトキーマップでビルドして
hexファイルを吐いてくれる. よかったですね.
ちなみにここで $ make clean
しても qmk\_firmware/build/\*
を削除してくれるだけで,
qmk_firmware/*.hex
は削除してくれない.
$ make distclean
でhexを消してくれる. 詳細はMakefile見ればいいと思う.
無事出来たら $ sudo make ergodash:default:avrdude
で書き込める. 実行してからProMicroをリセットすると
勝手に認識してやってくれる. 5秒くらい口を開けてホゲーっと待っていると終わっている. ライフゴーズオン
/dev/
の誰かに書き込むわけなのでsudo
する. しないと書き込めずに進まない.
ところで当たり前だがmakeたんは賢いので書き込むhexファイルがなければ勝手にビルドしてくれる.
しかし $ make ergodash:default
する前に $ sudo make ergodash:default
または
$ sudo make ergodash:default
すると各種オブジェクトファイルの
owner が root の状態で生成されるのでオススメしない. $ make clean
が root 権限無いと動かず泣く.
これでできなくても最悪QMK Firmwareの Tutorial あたりを読めばどうにかなるんじゃないかしら. 知らんけど.
キーキャップ付ける
ぺちぺち嵌めていく
完成
完成. よかったですね.
あとは配列のカスタマイズをしていく.
配列のカスタマイズ
qmk\_firmware/keyboards/ergodash/rev1/default/
を適当に ergodash/rev1/
以下にコピーし,
leno3sとでもリネームしておく. コピー先のrules.mk
を適当に編集し, あとはひたすらkeymap.c
を書いていく.
ここで問題発生. defaultのkeymap.c
は親指無しの想定.
僕は親指ありの70キーで作ったので例がない. 困った.
しょうがないので親指あたりを適当に弄って結果を見つつ修正を繰り返す. 何回かやってたらうまくいった.
出来上がったものはここ
にある.
あとは $ make ergodash:leno3s
とかするとできる.
ちなみに実際にこれを書いているとき, 親指のキーが余ってしまい圧倒的計画性の🚀NASA🚀を披露した. 最終的には公式のキーマップリストを見ながら なんとか埋めた.
キーキャプの方は今のところこんな並び.
感想とか
分割式キーボードを始めて使ったが, 肩の力が抜けてとても良い. しかし問題もあって, キーボード中央あたりのキーが片方の指でしか押せない. y, bに関しては結構両方の指で共有している状態だったのでこれは結構困った.
あとこのergodashはいわゆるlinear staggered配列だが, zxcvあたりがasdfに対して右にズレていないのが思っていたより辛い. 特にxを親指で押す癖があったが, このキーボードでやると大体cが押される. 泣いた.
また今日1日LaTeX文書を書いて, 角括弧/波括弧があの位置にあるとShiftと同時に押すのが非常につらく, 左手が破滅した. (RShiftは使っていない.) 結果として「,.」のLower layerに「[]」を割り当てることとした. そこそこ押しやすくなった.
まあここら辺は慣れですね.
あとキーボードの間に物が置けるのはとても良い. (当方大学生なので)オンライン講義とかでノート取るときも, キーボードを移動せずに画面に対して正面に置ける. 姿勢が良い.
こうして共通規格に対する反逆をし, 今日も社会性を失っていくのでした. 完. (ちょっとErgodashに慣れてからUS配列触ったらアホみたいな量のタイポが出ました)
この記事はErgodashで書きました.